雲 Friday, May 12, 2023 青の梢で 心地よい霊魂が泡立っている 膨らんだ羽毛から 屈折した震えが溢れ出す時 瞳から くすんだ迷いは拭い去られる 祈るときは、異邦人のようにくどくどと述べてはならない 彼らは言葉数が多ければ、聞き入れられると思っている 遠くへ光を放て 剥かれた言葉の殻の彼方へ 蛍の指先は霧の濁りを削ぎ 茉莉花の掌はくぐもった明日を拭う 花の形に すべてが整っていく Follow me! FacebooktwitterHatenaPocketCopy